毎日忙しく仕事していると・・・
「忙しい」という
心を亡くすことばを使いたくはないのですが、
心は亡くさないけれども^^;
大切なことが、「やらなければならないこと」に占領されていることもあり
それはこわいな〜と、思います。^^;
今、私はコンサルタントとして
「価値を明確にする」立場にあり
「価値を伝える」立場にあるから
価値
そのものに対して敏感ですが、
その昔、普通にマッサージだけを行っていたとき
どのくらい それ=価値についてを考えていたのか?
ということを、よく思いだし考えます。
コンサルタントのような頭脳戦の場で「価値を考える」のと
店舗などの現場で「価値を感じる」ことには、
同じことを考えるのでも、
導き出されれる答えがまったく違う場合があります。
だからなのか
昔・・・エステが楽しくてしかたなかったエステティシャン時代を
よく思い出すのです。
■美容院 VS エステ !?__________________
以前美容院の中のエステで働いている時にいつも思っていたのが
お客さまが、
「美容院かエステか、どっちかしか行けない、時間・お金がない!」
という時
「エステだな!!」って、決めてもらいたい
ということでした。
これも「価値」を考えていることになります。
その時の自分は、そんな難しい?ことは思っていませんでしたが・・・
(「価値と表現」すると、少し難しい感じになってしまいます。が、運営者には、「価値」としてしっかり考えていただきたいので、価値と表現しています)
単純に、美容院とエステとあった時、
エステを選んで欲しいなって、思ったからです。
普通は「美容院」を選ぶと思います。
なぜならば「明らかに髪型が変わる=見てすぐわかる」のですから。
でも、私は、髪はアレンジとかでなんとかなるけど
エステ後のお肌のツヤや引き締まりは、自分ではできないこと!
だと思っていました。
しかも、雰囲気(オーラ)まで変わる方も多い・・・
だから、私はそれをお客さまに伝えなくちゃ!
と思っていました。
なんというか・・・
シンプルでした。
お客さまをハッピーにしてさしあげること
それが、わたしの幸せ!
と、確か毎日るんるん♪と、
馬鹿っぽいですが(今もそうですが**)
そんなことばかり言っていた気がします。。。
でも、それって「価値を伝える大事なこと」なんですよね。
シンプルだけど、まずは「そこ」が伝わっていないと、
商品やサービスだけなら、
他にも自分を満たすものはありますってことになる。
昔のわたしが言ってた話の内容は、
「エステを受ける時空間の価値」
「人生における、ケア時間の価値」
という話だったような気がします。。。
つまり、化粧品がどうとかではなく、美容とかではなく、
生きている「時間」を、どう扱うか・・・
この「大前提」を、まず自分が伝えなくてはと。
そう思っていました。
だから顧客さまになってくださった方は、
決して美容が好きな方 だけではなく
むしろ、「美容とかは別にすきじゃないけど、
ここに来るのが好き」という方が多かったのです。
美容に時間とお金をしっかりかけられる方って、
かなり恵まれていると思います。
時間もお金も・・・限られた中で
「女性だから」
「美容を、やらなければいけない」
と・・・意外にも、楽しいはずの美容さえ
「義務」になっているようなことも
少なくないように思いました。。。
<美容は、どこか余裕がある方が行うもの>
実はわたし自身も、そう思っていたのだと思います。
でも、エステは、美容じゃない。
毎日忙しく生きている時間を、少しリセットして、
自分に戻る。
大切な時間。
「リセットする時間」
結果、綺麗になる。
わたしはそんなことを、お客さまとよく話していました。
でも、プロとして
「結果綺麗になる」ことへ
しっかり価値を提供しなくては!
と、
そこだけは、自然体ではなく、
明確に意思を持ち、行っていました。
そこの価値を明確にしておかないと
「形」で見せられる美容師さんに負けますから。(苦笑)
すべては、
お客さまが、決めるのですよね。
何が「価値」なのか、って。
必要だからやる
のか
自分にとって「大切な価値」があるからやる
のか
『来店』というシンプルな行動は
実は、
その方の人生の選択
でもあるということ。
形に負けない、価値を提供するエステでありたい。
その「価値は、お客さまが決める」のであり
エビデンスより哲学が勝つことが
往々にしてあることを現実で見ているので、
コンサルタントの頭脳視点だけでは
見えない価値があること
よく思います。
お客さまの中に、価値を作る。______________
どんなにターゲティングを明確にして、
優秀な商品を揃えても、
お客さまの中に、価値が定義できなければ
その店に来る理由は
なくなります。
頭脳戦も大事だけれども、
もっと大切なことは、
現場で起こっている「それぞれの価値定義」だと
思います。
素敵な人生の時間を彩れるお店が増えていきますように・・・☆